改めて日本を感じた「古都」での美術展

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春間近の古都、平安神宮の大鳥居がそびえる岡崎公園、

京都国立近代美術館で「ゴッホ展-巡りゆく日本の夢」を観に行きました。

日本人が大好きな画家であるためか、朝から入場に長い列が出来ていました。

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並んでいらっしゃる年齢層は結構高齢の方が多く、美術館や博物館も

シニアのパワーに支えられている感じがして、この国の大きなマーケットです。

( 私もすっかりそのお仲間に近づきましてが・・・・・。 )

今回の展示は日本とゴッホとの関わりにスポットライトを当てた展示、

ゴッホが日本の浮世絵に強く影響を受けた作品の展示、

ゴッホ没後に多くの日本の文化人がゴッホに影響を受けた事実等々・・・。

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浮世絵から影響を受けた平面的に書かれた作品を立体的に再現した作品と

ゴッホの肖像を復元した様な日本人の作品は写真撮影OKでした。

ゴッホをはじめヨーロッパの美術界、世界中に影響を及ぼした「浮世絵」、

今回のゴッホ展でも影響を与えた北斎や広重、写楽たちの作品が並びましたが、

改めて北斎のスピード感あふれる筆使いや役者絵の線だけで表情を魅せる写楽、

広重の東海道の各地の大胆な構図や景色の切り取り方を間近で観ると、

改めて日本画や浮世絵の凄さをゴッホ以上に感じてしまいました。

閉幕した冬季オリンピックでの日本人選手の活躍は素晴らしかったですが、

この国日本の江戸時代の多くの絵師達には途轍もないエネルギーを感じます。

特に「葛飾北斎」「伊藤若冲」には興味が尽きません。


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