眼鏡屋が出来る仕事

私の好きなテレビ番組の中に、NHKの火曜日22時からの


「プロフェッショナル・仕事の流儀」があります。


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昨日の番組は、地域医療一筋の熱血医師、


「中村伸一さん」(45)でした。


ご覧になられている方も多いと思いますが、毎回その方の流儀の「キーワード」が短い文で画面に浮かびあがります。毎週この言葉に感動し、心が動きます。


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「病ではなく、人を診る」


「その人らしい人生を支える」


「いい人生やった」その一言のために。


昨日は特に「病ではなく、人を診る」というキーワードに感動し、自分の仕事に照らして観ていました。


私は小さな町の眼鏡屋で、人の命を預かるような激務の医師ではありません。


しかし、会社のホームページでも「我々は、みなさまの目と耳のホームドクターを目指します」と書いています。


メガネも補聴器も、ご来店頂いたお客様の生活をどれくらい頭にイメージして、その方にとってより快適になる商品をご提供できるかが一番大切な事だと思っています。


目に正確な度数のメガネと快適なメガネの度数は必ずしも一致しないことが多々あります。どんなに良いメガネでも掛け心地が悪くて痛かったり、ずり落ちたりして快適でないこともあります。メガネを掛けないといけないのなら、出来るだけ素敵になるようなデザインもご提案しなくてはいけません。


お客様が実際の生活シーンで、どんな時に、どんな風に使用されるのか、どんなことに不便を感じ、どんな事に不快感を感じていらっしゃるのか。


一番優先的に希望をかなえてあげないといけない問題は何なのか?それは、お一人お一人違うはずで、出来るだけそのお客様が使われる生活シーンを想像し、使用の状況をイメージして、優先順位を間違えないように要望を叶えてさしあげる事が「我々の仕事」だと思っています。
それが私が目標としている「プロのさじ加減」だと考えています。


メガネや補聴器を販売する「小売業」が我々の生業ですが、快適な生活をご提供する事や安心感、使っていただくトキメキまでも含めた「価値」を、商品に添えてご提供しないといけないと考えています。


番組の中で、中村医師は「専門医は、瞬間の出会い、地域医療医は、その患者と人生にずっと寄り添って診ていく・・・・・・・・・」という言葉がありました。


私も、メガネと補聴器という小さな世界ではありますが、お一人お一人のお客様に、生涯ご提案・お付き合い出来るプロフェッショナルにならなければと思いました。


以前に放送されていた「プロジェクトX」は過去の業績にスポットをあてた番組。


「プロフェッショナル・仕事の流儀」は現在と未来の進行形を描くドキュメンタリー。


それにしても、この番組は本当に素敵な番組です。来週も楽しみです。


プロフェッショナル・仕事の流儀のホームページはココをクリック!!


 

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