独特の作風の仏に逢いに、大阪へ・・・。

荒々しい独特な作風の木彫りの仏像「円空仏」
4月7日までの会期が迫る中、
大阪あべのハルカス美術館に行って来ました。

今回の展示のメインビジュアルの仏「両面宿儺座像」
通常の 両面宿儺 と違い、正面の武人の肩にもう一人の武人が
乗りかかる様な姿になっていて光背があるのも珍しいそうです。

最近の美術館展示は、時代を反映してか「写真撮影OK」という
ゾーンが設置されて自由にカメラに収めることが可能な美術展が増えました。
とてもうれしいことだと思います。

何年か前に高山市周辺を旅した時に、
飛騨の「千光寺」というお寺で沢山の円空物を見学しました。
当時はひっそりとして見学客はほとんどいない静かなお寺でしたが、
そこで拝見した作品も数多く展示されていました。

この荒々しい作風に強い興味を感じます。
丸太の木を割った時、円空にはその木の中に宿る仏が見えていて、
その姿を最小限の手数で掘り出して作品にしている様に感じます。
身近さと優しさと強さと心が洗われる気持ちになる作品です。
もし大阪に行かれる機会がありましたらぜひご覧くださいませ。

4月中旬からは特別展「北斎と広重」が大阪中之島で開催、
今大人気開催中の「村上隆もののけ京都」も行きたいと思ってます。
春とともにワクワクする展示会巡りが楽しみです~~!!

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