先日の東京勉強会の翌日、川崎市のメガネ屋さんの見学をさせていただきました。激戦地区の立地で、再開発で街の様子がどんどん変化していく中で、本当にがんばっていらっしゃる繁盛店の視察をさせていただきました。今回も良い情報を頂きましたが、お昼休みに、近くの美術館に連れて行って頂きました。
川崎が生んだ世界の人形作家 「与 勇輝(アタエ ユーキ) 神様のすみか」の企画展へ行ってきました。もう随分前に、確か京都で作品展を拝見した記憶があります。
人形本体だけでなく、持ち道具も、わらじのような履物に至るまで、全てご自身で製作されているようでした。布地を張った人形は、辻村ジュサブローさんが大変有名ですが、与さんの人形は、ただ目の前においてある、立っているだけなのに、その時代や、その人の人生や、叫びや、ささやきが聴こえてきます。
時間を切り取った瞬間の人形が、言葉という伝達手段を使わず、見る者の心や感性に直接突き刺さってきます。
この写真は、企画展のチラシに掲載されている人形の「早春」という作品をデジカメで写しました。
たしか、与さんの作品に興味を持ったのは、私の好きな倉本 聰さんと「ニングル」という作品を発表された時からだったと思います。
私は、人形劇に使う人形を自分で製作しますが、舞台の上で見せる動く人形と、目の前で見せる動かない人形とは、少し違いがあると思いますが、人形を通じて、また人形に託して、自分の思いを伝えるということに関しては、全く代わりがないと思います。
今月の東京出張は、偶然知人の方にこの美術館に連れて来て頂き、本当に久しぶりに与さんの作品に触れる事ができました。
会場をあとにする寸前、与さんご自身が会場にいらっしゃいました。
ご無理をお願いして、記念撮影をお願いしましたところ快くお受けくださいました。
大変こころ豊かな冬の一日になりました。
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