立秋 第三十九候 蒙霧升降(ふかき きり まとう)

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8月16日 丹波大文字 20時 点火

日中の暑さは相変わらず容赦ありませんが、
今年のお盆も大文字の炎とともに終わりました。

朝晩は、すこしひんやりした風が吹き始めましたし、
スズ虫やコオロギの虫の音が、急ににぎやかになる時期です。

昨年は、遠くから小さな「大」のともし火を見ましたが、
今年は自宅近くの土手の上で、間近に松明が点る瞬間から眺めていました。

松明が消えかける時、お盆のしばしの間戻ってこられていた皆様が
また来年まで、と静かに帰りの途につかれた様な時間でした。

京都市の五山の送り火は大変有名ですが、
京都市以外で大文字があるのは福知山だけじゃないのでしょうか?

沢山の観光客が押し寄せられるより、地元の人間としては、
田舎の街でぼんやり眺める「大文字」がステキですが・・・

立秋 第三十九候 蒙霧升降(ふかき きり まとう)

この頃は残暑の厳しさは相変わらずですが、朝夕はひんやりした空気が
心地良く感じられる頃で、早朝や深い森や水辺に白く霧が立ち込め
幻想的な風景が見られる頃を言葉にしたもののようです。

「霧」という言葉は、秋の季語、
名残惜しい夏の終わりと秋を感じ始める季節を迎えようとしています。

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