昨日の「MAKINO LETTER」でご紹介した本の続きです。特に興味深いフレーズをご紹介します。
103ページ 『最も疑問に思っていることは、子どもは「近くから見えるようになる」ことや、「近くのほうが注意を集中しやすい」ことを考えると、「なぜ、幼児期に近見視力を検査しないのか」ということです。子どもの生活は近場の作業が多いので、「近くが見えない」と困る事が多いのです。そのうえ、近見視力不良の原因になる遠視や遠視性乱視などは、視神経の発達が終了する六歳くらいまでに発見して、視力管理をしないと弱視になります。ぜひ三歳児検診で近見視力検査を導入してほしいものです。』
まったく同感です!!
本の後半では、小学校高学年から増加する近視の要因として、就寝時間、テレビやテレビゲーム・携帯ゲームの時間、学習時間、外遊びの時間、通学路と通学時間、近業時の姿勢などが書かれています。
特に興味深かったのは、夜更かしが視力不良に関与している事が調査の結果で明らかな事でした。 「夜更かしは目の毒」という事。
それと姿勢の悪い子は、視力不良になりやすいという事。
「お箸」と「鉛筆」の持ち方が悪い子は、視力にも大きく影響があることがデータから明らかになっています。これはお箸や鉛筆のもち方が悪い子は近業の姿勢が悪い事が多く、視力に大きな影響があるようです。
この本をきっかけに、子どもの、特に乳幼児の視力の発達についての「情報」を一人でも多くのお母さん方や、子ども達に接する事の多い職業の方々に発信していくには、どうしたらいいのか?と思います。
我々は眼科医ではありませんから、強い指導力やメッセージを発信する事は難しい事です。
しかし店頭で、もう少し早く発見できたら、と残念に思う子ども達に出会うことも時々あります。
みなさんの「目」が健康でないと、メガネでご協力出来る範囲も限られます。
眼鏡店にとっても、「目の健康」はとても大切な願いでもあります。
「メガネ屋として何か我々でも出来る情報発信の方法はないのか」、を考えてみる最良の機会だと思いました。全国の仲間達にも相談してみようと思います。
この「子どもの近見視力不良」の本を全店舗に一冊づつ購入しました。
我々スタッフも、この本をきっかけに、勉強してみたいと思います。
ぜひご一読下さい。
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