お店から車で5分くらいのところに、「醍醐寺」というお寺があります。
昔は随分郊外のお寺という印象でしたが、近くに公園が出来、道も良くなったせいか近くになりましたが、お寺に足を運んだ事はほとんどありません。
左がお寺に続く参道、右が山門です。
実はこの「お寺」は、小学校低学年のとき、初めて「林間学校」に参加した所で、家から遠い山の麓のお寺として覚えています。
初めて家や親戚の家と違う場所で、団体行動で泊まった思い出深いお寺です。子ども心に会場に行くまでは不安で、でも参加してみると楽しかったという記憶が残っています。
特にこの「龍」は当時のままのようで良く憶えています。「龍」の口から水が出ている水飲み場があった「お寺」というのが私の遠い記憶です。
お店の移動中に、お寺の参道のキレイな紅葉に誘われて車を止めて写真を撮り、懐かしさもあり、思わずそのまま車を走らせてお寺まで入って来ました。
当時とほとんど変わっておらず、ただ道が綺麗になった以外は、そのままの様な印象でした。
セミ取りをした大木や、サワガニ取りをした小さな水路、アリ地獄探しをしたお堂の下の土のたたきも当時のまま残っており、時間が止まっていました。
車に戻ると、アンジェラ・アキの「手紙」が流れていて、ちょうど15歳になる息子の小学校の頃の事と自分の小さい頃の事がオーバーラップして、「なんか、ええ曲やな~」と思いつつ、福知山の街並みを遠くに眺めながら急いで移動に戻りました。
ほんの「5分」の短い時間でしたが、 40年前にタイムスリップしたような秋の「道草」でした。
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