ひとときの安堵感

福知山市や綾部市でも新型コロナウィルス感染者発生の発表があり、
より一層ウィルスの恐怖が近づいて来たことを実感しますし、
市内でも色々な対策や生活での対策措置が打ち出されています。
いつ終息に向かうのか先行きの不安も募り、重くるしい毎日です。
そんな中の火曜日、京都市へ車の点検のため出かけました。
お昼前に車を預けて夕方まで時間つぶしのために、何処へ行くか思案する事に・・・。

先日同級生のfacebook で見かけ東山の「天台宗 青蓮院門跡」を思い出しました。
知恩院の北側に位置するお寺ですが、今まで訪れるチャンスがありませんでした。
同級生のSNS を拝見して、雨の日でもゆっくり過ごせそうだと思い、出かけてきました。
このお寺はいつも参拝客が多いのか、ウィルスの影響があるのかわかりませんが、
この日参拝している間は、3~4組の方がいらっしゃっただけで、大変静かでした。
庭を眺める建物も、戸や障子もなく開け放たれた空間でゆっくり鑑賞出来ました。
コロナウィルスを心配する様な閉鎖的空間もなく、とても開放的。
人混みも全くなく、このイヤな大流行の中でひとときの優しい時間を頂きました。

襖に描かれた京都の有名絵師「木村英輝氏」の作品も見事、
手入れの行き届いた庭や軒が深く開け放たれた建物で、
雨にも関わらず、ゆったりとした時間が流れておりました。

青蓮院門跡を拝観後、足をのばして三条蹴上近く、
山頂にあるの青蓮院 将軍塚青龍殿にも初めて行って来ました。
国宝青不動明王をお祀りしてある建物で、京都の街が一望できる最高のロケーション、
ココも観光客も少なく感染の心配もせずにゆっくり景色を堪能してきました。

世界中で新型コロナウィルスの流行が止まらない毎日、
国内でも連日の報道で、気持ちが晴れない日々が続いています。
自分達の出来ることをしっかり守って、皆で克服するしかありませんね。

車の点検という用事で時間を持て余し、人混みを避けたいという状況のなかで、
思わずひとときの安らぎを感じれる良い時間をいただいた休日になりました。


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