「琳派 京を彩る」
京都国立博物館で11月23日まで開催されています。
話題の特別展示で待ち時間も出るほどの盛況ですが、この日は待ち時間なしで入場OK。
新しくなった平成知新館に初めて入りました。
世界的建築家 谷口吉生氏による設計だそうで、直線的なデザインが自分好み、
ロビーなどはガラスから降り注ぐ陽光が柔らかくて素敵な建築物でした。
遠くに京都タワーも見え、館内にあるハイアットが営業するレストランスペースも
楽しみに行きましたが、お昼すぎてもさすがに大混雑で諦めました。
展示のクライマックスは、「風神雷神図屏風」
11月8日までは俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一の3枚の競演展示でしたが、
この日は宗達と抱一の2枚の絵の展示でした。私の好みは断然宗達!
13.56メートルの「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」も圧巻でした。
下絵が俵屋宗達、金銀泥で描かれた大らかな鶴の絵の上に、
本阿弥光悦が和歌を大胆にそして繊細に書き上げていて、これも感動!
今回の展示で初めて知った事、
「琳派」とは、「流派」ではなく「様式(スタイル)」であるという事でした。
400年続く「琳派」の作家に直接の師弟関係はなく、
宗達を光琳が、光琳を抱一がそれぞれ私淑し、その意匠を取り込み
自分の芸術として発展させていった日本美術史でも独創的なスタイルである事でした。
残り少なくなった会期ですが、チャンスがございましたらぜひお出かけ下さいませ♪♪♪
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