「子どもにやさしい」フレームの話

今日は、乳幼児の治療用のメガネのお話です。乳幼児の斜視・弱視の治療は出来る限り早期発見の上、一刻も早く治療を始める事がとても大切ですが、その治療の大きな柱となる「矯正眼鏡」の装用は、視力発達のキーポイントでもあります。


長時間安定したフィッティング位置が保持できるように、フレーム選びが重要です。その条件として、①乳幼児の未発達な顔の骨格、特に低い鼻根部に対して出来るだけフィット調整が的確に出来て型崩れしにくいこと、②耳までの長さが左右で大きく違う場合も、左右で長さの違う部品を付け替えることが可能な商品である事、③長期間に渡ってパーツの出荷が可能な安心のメーカーである事などが大切であると考えています。


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当店でオススメしている商品が、上の写真のKOOKIというメーカーのこの商品です。少し不恰好に思われるかもしれませんが、治療効果第一を考えると、現状ではこの商品がベターだと思います。


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何故金属のフレームじゃないの?というご質問もありますが、金属製のフレームは、鼻に当る鼻パッドがすぐ型崩れを起こして、頻繁に鼻メガネになりやすいためプラスチック製をオススメしています。


耳にかかる部分は、写真のように2段に曲げられるタイプが、耳の形に合わせて、しっかりフィッティング調整に対応できますので、この形がオススメです。


そして、これらの商品を、ひとりひとりの子どもたちの顔にフィッティング調整するメガネ屋さんの高度な技術が最も大切です。


ご家族様や眼科クリニック様、メガネ店が協力して、


「未来ある子どもたちの視力発達」のバックアップのお手伝い


私達のやりがいのある仕事のひとつです。


 

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