久しぶりにメガネフレームの工場の見学に行ってきました。
国内のメガネフレームのほとんどが、福井県の鯖江市周辺で製作されています。
世界中のメガネフレームやサングラスもこの町から出荷されています。
最近は、他の商品と同じように中国でのフレーム製作が大幅に進み、低価格の商品が大量に国内に流通して、鯖江の産地を圧迫しているのが現状です。
でも鯖江で、日本でしか出来ない精密な技術と熟練の手作業で「上質な」メガネを作ってがんばっている所もたくさんあります。
今回はその中で「谷口眼鏡」というプラスチックフレームのファクトリーにお邪魔してきました。谷口眼鏡の自社ブランドである「TURNING(ターニング)」というプラスチックフレームを本店・堀店・綾部店の3店舗で販売させて頂いています。
10年近く前に、この「TURNING]というフレームの取り扱いをさせて頂きたくて、鯖江まで谷口社長に直接交渉に行きました。
「あなたのところの商品と作る姿勢に惚れました」
「ぜひ当社の店舗で販売をさせてほしいので、取引して下さい」
私のしつこさに根負けされたのか、次のアポイントがあり時間に余裕がなかったのか、同じような髪の毛の状態に共感を感じて頂いたのか、理由は定かではありませんが、なんとか交渉成立、それ以来大変良いお付き合いが続いています。
左の写真の火星人のような風貌の方が「谷口社長」です。
10月の東京でのメガネ国際見本市での新作発表の製作に真剣に取り組んでいらっしゃいました。お酒を飲んだ時とは全然違うまさに「職人」の顔です。
ここのファクトリーの仕事は、多くの手作業と手間をかけた上質な仕上がりが特徴です。
昔ながらの手間を惜しまず、手を抜かない仕事の姿勢が、私も店のスタッフも大好きです。
トップの写真は、15名のスタッフの皆様が、もくもくと手作業で仕事を進められているところです。
プラスチックフレームが完成するまでに、200以上の工程を得てようやく1本のメガネは完成するのです。
工場見学をするたびに、この作り手の思いとフレームに込められた情熱を、少しでもお客様にお伝えするお手伝いをしなければ・・・・・・と思います。
「TURNINIG」フレームのこだわりのお話は、次回にたっぷりご紹介します。お楽しみに
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