ART of TOKYO 「モディリアーニ展」

外観


25日のMAKINO LETTERでご紹介した珍事件多発の東京勉強会の翌日、以前色々とお世話になったレンズメーカー勤務をされていた方と久しぶりにお会いして、一緒に国立美術館に行ってきました。


黒川紀章氏デザインのこの建物は本当に独創的で美しい。


 


ポスター


昨日の大荒れの天気が嘘のような本当に気持ちの良い天気でした。


この作家の事は、恥ずかしい事ですがほとんど知りませんでした。ただ何ヶ月か前にこの展覧会のポスターを見てから気なっていて、この首の長く書かれた肖像画を見てみたいと思っていました。


先々月にもこの国立美術館には立ち寄りましたが、ミュージアムショップとレストランを利用しただけで、展示は見ずに帰りましたが、ポスターはずっと気になっていました。


チケット


展示の作品の中で、いくつか印象深い肖像画の作品がありました。


このチケットの写真の絵画も大変有名な作品のひとつのようですが、ほとんど画家に対しての知識もなく、ただ自分にとって、好きな絵か、なにか気持ちに残る絵かという事だけで観ていますので、深い鑑賞をしているわけでは決してありません。


ただ、配色の妙に驚いたり、何かを訴えかけてくる画面が気になったり、デフォルメされた線や構図のアイデアに感心したりして、自分なりに楽しんだり、ドキドキしたり、感動したり、ショックを受けながら眺めているというのが、私の美術館の楽しみ方です。


モディリアーニの肖像画は、非常に静的な動きの無い無表情に近い描き方で、首が長く描かれ、なで肩の流れるようなラインにつながっていきます。


特に女性がモデルの肖像画には、その首から肩まで流れる「線」が大変印象的でした。


物静かなその眼差しは、何かを見るものに訴えかけているように感じますが、その時代背景や、画家との関係の知識がまったくない私にとっては、作者の意図とはまったく違った感じ方をしているのだと思います。


図録観に行った展示会の「図録」は出来るだけ購入しています。家へ帰ってその作家の背景や時代の解説を読んで、全然違う感じ方をしていたり、そういう意味があったのかと、恥ずかしくなったり、あとから感心したりと色々です。


今回も図録を購入して帰りました。まだ帰りの飛行機の中でパラパラと走り読みした程度です。


ゆっくり読んで、自分の感じ方の薄っぺらさにガッカリしたり恥ずかしくなったり、また「へー」と感心したりする時間が、今夜から何日か続きます。


 


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