初めて行った、地元の博物館

o3


今日は、ちょっと変わった写真をご紹介いたします。
モノクロームの写真に編集してみました。


先日の火曜日、初めて福知山市大江町にある日本の鬼の交流博物館に出かけました。


来年京都府で開かれる「国民文化祭」に福知山では、「鬼」と「福知山踊り」のテーマでイベントが予定されています。


o4


来年の10月下旬から11月上旬にかけて府内のいたる所で文化祭が行われる予定ですが、「鬼」をテーマにしたイベントの方で、我々「福知山狂言会」がお手伝いさせて頂くことになりそうで、特に「舞台設営」でご協力させて頂ける予定です。


そこで、一度この「日本の鬼の交流博物館」の展示を見てみたくて、休日を利用して行ってきました。


o1


恥ずかしながら、この博物館に入るのは、今回が初めてです。


鬼に関する展示や、世界から集められた「鬼の面」や数多くの「鬼瓦」の展示がありました。


特に「鬼瓦」が見たくて行ってきたのですが、館長さんからお話をお聞きしながら展示を拝見して、あまりにも知らない自分に気づきました。


大江山は「酒呑童子」伝説が有名な処で、まだ福知山市に合併する前から「鬼」をキーワードに街づくりに力を入れてこられた訳ですが、「住んでいる自分の街」にあまりにも無知であることを、この日は思い知り、また恥ずかしいことだと感じました。


 


o2


地方都市に住んでいる者からすると、都会の便利さや刺激の多さ等、あこがれやうらやましさもありますが、自分の住んでいる街の事を知ろうともせず、都会ばかりにあこがれたり、視線を向けているだけではいかんなぁ、と思ったのです。


無い物ねだりもいかんなぁ、と最近思うようになりました。


無いもの探しするより、今この街にあるものを何とか使い切る事を考えんといかんのと違うやろか?というのが最近の思いです。


ただ単純に年取っただけかな?、という事も否定はできないですが、この街で何かもっと出来る事あるんちゃうか?そんなことを思いながら、帰ってきました。


名誉館長にもお出合いして少しの時間だけお話お聞かせ頂きましたが、「鬼」は昔は神であり我々を守ってくれる存在であったものが、「酒呑童子」を境にして、鬼は危害を与えたり恐ろしい怖い物へと変化してきた・・・・・・・・・、そんな話がとても印象的でした。


この「鬼瓦」の写真の鬼たちを見ていると、日本人の先達のユーモアとセンスに脱帽します。


こんなユーモラスな顔をした「鬼」が、屋根の上に鎮座して、見守ってくれているのです。


紅葉の時期に、改めてゆっくり拝見に行きたいと思っています。


 


 


 

最近のコメント

    アーカイブ