未熟な舞台裏方の独り言


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長い期間準備をしてきた国民文化祭・京都2011、鬼シンポジウムの舞台が終了しました。約3日間の猛烈な会場準備作業と本番、800人近い方の入場者で幕が下りました。


上段の写真は、会場入り口の設えと、嵯峨御流の皆様に活けていただいた迎え花、ロビーを幻想的に感じていただく照明のパフォーマンス。
下段の写真は、オープニングセレモニー、パネルトーク、金剛流 能「大江山」上演です。


以前ご紹介した福知山狂言会の15名の侍達と、照明・音響・臨時スタッフを交え、総勢22名のメンバーで仕込み・当日プログラム進行・片付けバラシまでやり終えました。


今回能の上演に対し、3年前から始めた劇場狂言公演に対し評価を頂きお手伝いをさせて頂くことになりましたが、形式化された能を演じる「能舞台」を中心に、看板、受付、ロビー、能舞台を活かした講演やパネルトークの演出、メリハリのある舞台進行、それぞれのスタッフが、繊細に、ち密に、品格をもって準備してきました。


大道具、照明、音響、映像、デザイン、舞台進行等狂言会会員のそれぞれ得意な分野で緊張感ある、上質な設えが出来たと思います。劇場に入る瞬間から、良い緊張感のある空気を感じて頂きたいと思いますし、道具も照明も音響も、全ては舞台で繰り広げらる演目をより劇的にドラマチックに観客に伝えるために、演目の内容や世界を十分理解した上で可能な限りの効果を演出するのが役割です。


市内のイベント等で商業的で情緒に乏しい、緊張感のない舞台設営、演出に接することがあります。


そんな舞台に違和感をもたない事はあまりにも淋しいことだし、自分の住む街でそんな舞台しか見れない事は本当に悲しいことです。


「今ある資産を使って、手間をかけて知恵を集めて、さらに上を目指す」
そんな大きな宿題を頂いた、第26回国民文化祭・京都2011が終了しました。


 


 


 

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