彦根近くの多賀大社を後にして、知人に聞いた湖東三山に。

全て天台宗のお寺で、特に紅葉の時期が有名の様です。

最初に訪れたのが「西明寺」

本堂と三重塔が国宝、更にこの日は初薬師の法要があるらしく、

本堂には檀家の方々が集まられてその中で拝観させて頂きました。

ここのご本尊の薬師如来は秘仏で御開帳はありませんでした。

庭園も大変美しいひっそりとした山寺でした。

続いて訪れたのが「金剛輪寺」

このお寺も本堂まで長い階段が続き、深山の寒気の中ハアハア言って登りました。

その参道にはキレイな赤いよだれかけを付けられた、沢山の地蔵が並びます。

ここの三重塔は再建され新しい建築物でしたが景観に溶け込んでいました。

最後に参拝したのが「釈迦山　百済寺」、ひゃくさいじと読むようです。

このお寺も美しい庭園と高台に本堂があり、岡田准一主演の「関ケ原」や

大泉洋主演の「駈込み女と駆出し男」の映画ロケ地としても有名らしい。

三山最後の参拝が済んだ頃には琵琶湖の方面から夕日がさし、

新年の良いスタートとなりました。

遙か向こうに比叡山山系も望めた展望の良いお寺でした。

三つのどのお寺も静かで訪れている方はほんの数人、

寂びれた仏閣ではありますが、紅葉の頃は観光バス等で大渋滞の様子、

京都市の神社仏閣は、外国人も含めた大混雑で、

風情も半減、人を観に行っているような感覚もあって、

それに引き替え、この日は静かで心行くまで自分達のペースで

ゆっくりと散策出来ました。

人が少ないのであれば紅葉の時期にもう一度来てみたいデス！