隣町の日本遺産と美術館の散策。

先日の休みに、兵庫県朝来市にある日本遺産認定を受けた、
「神子畑(ミコバタ)選鉱場跡」の施設を見学に行ってきました。

TVでも紹介されていた日本遺産のひとつ、
大正8年明延鉱山から運び込まれた鉱石を選鉱する
大規模な選鉱場として生まれ変わり、
一時は規模も産出量も「東洋一」と言われ、
夜中も稼働しているので「不夜城」とも称された施設です。

人や物資を運ぶインクライン跡が残り2台の台車が
当時行きかっていた様です。昭和62年明延鉱山の閉山に伴い、
この施設も操業停止、閉鎖となってしまいました。

この丸い建造物が「シックナー」と呼ばれ、鉱石を砕き水を混ぜて、
斜面を利用してこのシックナーで沈殿させ鉱物を選別する建造物で、脱水と濃縮が行われた巨大な濾過装置でした。
なかなか存在感のある産業遺跡で多くの人々が働いていらっしゃったにぎやかな風景を想像すると、とても興味深く面白かったです。
この施設の入館料は無料です。

続いて向かったのが、「あさご芸術の森美術館」
SNSで行かれた方の投稿を見て、帰りに寄りました。
ジブリ映画等でも活躍されたアニメーション背景画などを手掛けられた
「山本二三展」を見学。

多々良木ダムのダムサイトを背景にした美術館で、
野外作品も多く、この日も暑かったですがステキな場所の美術館。
山本二三氏の作品は緻密で写真以上にリアルで説得力に溢れる
素晴らしい作品と対面出来ました。

隣町・朝来市の再発見の散策は、とても楽しい一日でした。
よく利用させて頂くカフェに立ち寄り、この日はコーヒー豆だけを
買い求めて、家でゆっくりコーヒータイムにいたしました。
ぜひお時間のある時に、お出かけ下さいませ!

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