前回のMAKINO LETTER でご紹介した兵庫県の千ヶ峰からの下山途中、
ミツマタの花を見つけました。
コウゾと並んで樹皮が和紙の原料として使われる植物ですが、
花を近くからじっくり見るのは初めてでした。
綾部市北部にもミツマタとシャガの群生地が有名な老富町がありますが、
この千ヶ峰の山裾にも人知れず群生する様に花を咲かせておりました。
特に逆光に照らされた沢山の真綿色の花の群生は、本当に幻想的。
アニメーションの世界で観た様な不思議な空間に出会いました。
それにしても不思議なカタチをした花ですね。
下から見上げると真綿色に山吹色が見え隠れして、沢山の花が集まった様な
独特の花のカタチで、下を向いて咲くんですねぇ。
角の様に、新芽が上に伸びていくのも何とも楽しいカタチです。
山中のミツマタやシャガの花も、春の訪れを感じさせてくれる歳時記のひとつですね。
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