昨日の休日、大阪「あべのハルカス美術館」に
今年2回目になりますが行って来ました。
最近交代制の休みが月曜日になったため、
ほとんどの美術館・博物館は閉館日が多く残念な思いをしてますが、
あべのハルカス美術館はほとんど休みがないことがわかり、
「円空仏展」につづいて「広重―摺りの極―」に行って来ました。
少し前にNHKだったか?「広重ぶるう」のドラマを見てすぐで、
広重役の「阿部サダヲ」の顔を重ねながら作品を見てきました。
広重の人気作「東海道五十三次」も一部出展されていました。
小さい 頃切手を集めていた時があって、東海道五十三次シリーズの
「蒲原」がなかなか揃わなかった記憶が少しよみがえりました。
この日は「蒲原」が出展されていて本物を間近で鑑賞出来ました。
「蒲原」という地は実は雪のほとんど降らない所らしく、
広重の創出した心象の風景画の様に解説されていたのが興味深かった。
この時代の大絵師、「北斎」や「広重」の線の使い方や
一瞬を切り取る見事な構図とデフォルメには、心から感動しますが、
「浮世絵」というのは、この見事な線を木を彫って原版を作り、
摺り師が大量に製作するという、いわばチームの仕事です。
名もなき彫り職人と摺り職人の技と技量、それをプロデュースする
版元の先見性と財力、そして何より絵師の才覚・・・。
「べろあい」と呼ばれる濃紺の価格の高い絵の具をふんだんに使った、
独特のブルーは、本当に美しかったです。
この時代の「浮世絵」には、本当にココロ躍ります!!
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