秋の昼下がりの読書三昧・・・

先日の休みの日、午後からクーラーの部屋の中で、久しぶりの読書。
雑誌に紹介されていた「本」を中古品で買って読み始めました。

タイトルは「ラストダンスは私に 岩谷時子物語」
著者は村岡恵理さん、彼女は連続TV小説「花子とアン」の原案となった
「アンのゆりかご」を書かれた村岡花子さんのお孫さんです。
ページを開くと著者のサイン入りの中古本でした。
昭和の舞台界の重鎮の名前も登場し興味深いストーリーで読み続け、
結局半日で読破してしまいました。
読みながら越路吹雪の舞台を一度観てみたかった残念な思いにかられ、
劇団四季の浅利代表との仕事ぶりやレミゼラブルの苦労話などなど・・・
そうそうたる舞台人の名前が飛び交い、「ことば」で音楽に命を吹き込む壮絶な仕事に
感動しながら最後まで読み終えてしまいました。

本当は、こちらの中古本を本当に安い金額で見つけ、
「若冲」から読む予定だったのが、後から届いた本を一気読みになってしまいました。
この「若冲」は澤田瞳子作、フィクションの小説の様ですが、
大好きな江戸時代の画家「伊藤若冲」をはじめ、
池大雅、円山応挙、与謝蕪村、谷文晁など有名な画人たちが京都を舞台に登場予定。

越路吹雪のマネージャーであり昭和の時代の大ヒット女性作詞家の
濃厚な仕事の歴史を垣間見たその後に、
次は中世の京都錦に生を受けた天才画家の物語に一気に時代を駆け上がります。

次の主人公はどんな世界に生きどんな仕事をやり遂げるのか、
また楽しい夜長の時間が始まります・・・。

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