先週の土曜日4月3日(土)18:30より
福知山狂言会主催「第2回狂言を観る会」を開催しました。
会場1時間前からお客様の列ができ始め、開場予定の午後6時前にはロビーを越えて外にまで列が伸び、予定時間の5分前に急遽開場しました。
全席自由席のため、よい席を求めて昨年も列ができましたが、今年はさらに沢山の皆様に並んでいただきご迷惑をお掛けしました。
会場には最終的には650名以上のお客様がご来場頂き、昨年より100名以上多いお客様に、スタッフ一同ひと安心でした。
昨年に引き続き会の代表者ということで、開演に先立ちご挨拶をさせて頂きましたが、今年も読み上げるつもりのカンニングペーパーを持つ手がガタガタ振るえそれが止まらず見苦しいところをお見せしてしまいました。
人形劇のときもそうですが、舞台に上がると「上がり症」がおさまらず何年たっても症状は変わらず恥ずかしい限りです。
つたない挨拶が終わり、NHKの朝ドラマでもおなじみの「茂山逸平さん」の狂言の解説から舞台はスタートしました。
解説後、いよいよ1曲目の「蝸牛」が始まりました。でんでんむしを探しに薮にやってきた太郎冠者は、でんでんむしを見たことがないため、山伏をでんでんむしと思い込み家に連れて帰る、というあらすじだけを聞けば誠にバカバカしいお話ですが、おおらかで楽しい作品でした。
分かりにくい言葉もありますが、あまりそのことに気を取られず、描かれている人物像を楽しむのがいいのかもしれません。
「蝸牛」に登場するだます役どころの「山伏」の心持も、だまされてまた一緒にはしゃぐ気の良い「太郎冠者」の心持も、私の中にも、おそらくどんな人の心にも同居している、ひとりの人間のいろいろな心模様が、一人一人の登場人物になって表現されているような気がして・・・・・・・・・・。
この後、休憩後後半の二曲の始まりとなりますが、この続きは、次回に報告します。
お楽しみに・・・。
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